デザイヤを使用したタップ交換

タップ交換

画像例はカーボンシャフトにナビゲーター オートマティックM を装着しました。

デザイヤへ装着前にカッター等を使用し元のタップを切り取ります。
デザイヤでも削れば取れますがある程度まではカッター等の方が
早いです。
タップの残骸や接着剤はデザイヤ、もしくは先角水平君で取りましょう。

先端の水平出しは低速回転で行います。
おしぼり等で湿らせながら行うと早いです。
高速回転させて加工すると溶けます。

水平出し

先端を垂直にしたい場合は刃台の先端についているへこみを利用してください。
水平が出るように角度を出しています。

画像ではカッターの刃ですが別たちなどを使用してゆっくり回転させて水平を出します

重要です

角の性質によってはどんどん削れて行ってあっという間に角がなくなります

特にハイブリッドプロ2やシナジーなどの角は柔らかい為、ご注意ください

水平がでたらタップと接着します

ポリカ・PETG・ファイバーなどの素材の場合

ポリカなどは瞬間接着剤との相性が悪いです。
特に液状の接着剤だと見る見る溶けます。
※溶けても融合の観点からはNGに近いです

角の先端はツルツルよりは少し曇らせた方が接着性が良いです。
400番程度のサンドペーパーで曇らせましょう

接着

接着する時はデザイヤからシャフトを取り外して行う方が位置決めしやすいです。

ゼリー状瞬間接着剤を使用しのんびり(20秒くらい)センター出しをします

センター出しを行ったら親指で強めにタップを角方向に挟んだ後、
床など硬い所にタップを下にして軽くトントンすると余分な接着剤がタップ側に移ります。
タップのセンターを確認してください。

接着までの動画
https://youtu.be/vDBUpL4c1s0

R面に粗削り

タップ先端を軽くR面取りします。
こうする事で後工程がかなり楽になります。

画像ではお勧めのツール ホビーかんな です。
あっちゅう間に削れちゃいます。

側面削り

刃は柔らかい素材で有ればカッターの刃でも可能ですが、硬くなればなるほど、
逃げて欲しくないため厚い刃が好ましいです。

刃の角度は30度程度が理想です。
角を削らないよう、最初は刃を立てないで削ります。
ここではホビーかんなは使用しない方が良いです。(難しい)

回転速度は少し早めが楽です。
ここで仕上げようとはせず、ゆったり行ってください。

側面削りまでの動画
https://youtu.be/K10o9e9JRm0

側面仕上げ

サンドペーパー800番・1200番・2000番と順に仕上げます。

回転数は遅めがベストです。
ここで熱が入りやすいです。
タップは熱と水分に弱い為、ご注意ください。

仕上げ

タップクリスタルなどが有る場合はここで使用します。

回転数は遅めで、角ごと磨き上げてください。

タップ交換後のメンテナンスもデザイヤで行えます。
動画公開中です。

https://youtu.be/tZ8Sy0k8o1E

最後に

デザイヤを使用するとタップ交換が楽になりますが金属製のため、ぶつけたりすると大切なシャフトが気持ちと共にへこみます。 ご使用は十分ご注意を!

happy billiards life!

※1 デザイヤを使用してシャフト自体に傷が入ったり、一部のメーカーの永久保証が外れたとしても弊社では保証対応等は行えません。
ご使用はご自身の判断でお願いします。
デザイヤ自体の保証につきましてはこちらをご覧ください。